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今回の石井組での初主演は、今まで生きてきて一番幸せな時間でした。本当に右も左もわからなくて、すごく苦しくて大変でしたが、石井監督には、余計なものをバリバリ取って、表現というものはこうやるんだよというのを、教えていただいたような感じです。自分が生きているなって思う瞬間がたくさんありました。一番悔しかったのは、監督に言われたことが思うようにできないっていうもどかしさ。でも、監督は本当に全部見ていてくれていて。ただ思いっきりやればいいんだという安心感と共に、すごく高い壁でした。池松さんが慎二として横にいてくれたからこそできた部分も大きいです。池松さんはいつも見ている視点が大きいなと思いました。最初に会った時から、慎二でいてくれて、どんな時もドシッと受け止めてくれるような感じでした。 本当に感謝しています。
1994年7月8日生まれ。東京都出身。4歳からクラシックバレエをはじめ、09年より米・ボストン、カナダ・カルガリーにダンス留学後13年に帰国し、コンテンポラリーダンサーとして活動を始める。15年より舞台や映画へ役者として活動の場を広げ、16年にはNODAMAP舞台「逆鱗」にも出演。17年には本作の他に『PARKS パークス』(瀬田なつき監督 4/22 公開)、『うつくしいひと サバ?』(行定勲監督)が公開。今後が期待される 大型新人女優である。
石井監督とは『バンクーバーの朝日』以来2年半ぶりくらいの現場でした。久しぶりに現場で会った石井監督は、更に更に上にいっていたし、そういう場所でまた会えて楽しかったです。2年半ぶりでも、現場で会ったらやっぱり同じ方向を向いていると思いました。慎二と美香という役を監督と石橋さんと三人でつくっていく中で、僕が目指すものと、石井監督が目指すものと、 石橋さんが目指すものが、いつの間にか合わさっていたような感覚でした。 最初に脚本を読んだ時は、詩の映画化という今までにないことなのに、やっぱり石井監督らしい人間賛歌だと感じました。それを“人を想う”、“恋をする”ということに落とし込んでいて、すごいなと。石橋さんは、初めての主演がこういう役でとてつもないプレッシャーだったと思います。日々食らい付いていく石橋さんの姿を見て心動かされました。普段は元気な方なんですけど、でも時々とんでもなく寂しそうな顔をするんです。その顔を絶対に忘れずに慎二をやりたいなと思っていました。
1990年7月9日生まれ。福岡県出身。03年トム・クルーズ主演の『ラスト サムライ』でデビュー。14 年には、『紙の月』(吉田大八監督)、『愛の渦』(三浦大輔監督)、『海を感じる時』(安藤尋監督)、『ぼくたちの家族』(石井裕也監督)と注目を集めた作品に次々と出演し、日本アカデミー賞新人俳優賞、ブルーリボン賞助演男優賞を受賞、若手演技派俳優の地位を確立する。その他の主な出演作に、『自分の事ばかりで情けなくなるよ』(松居大悟監督 /13)、『バンクーバーの朝日』(石井裕也監督 /14)、『私たちのハァハァ』(松居大悟監督 /15)、『劇場版 MOZU』(羽住英一郎 /15)、『海よりもまだ深く』(是枝裕和監督 /16)、『無伴奏』(矢崎仁司監督 /16)、『ディストラクション・ベイビーズ』 (真利子哲也監督 /16)、『セトウツミ』(大森立嗣監督 /16)、『DEATH NOTE Light up the NEW world』(佐藤信介 監督 /16)、『だれかの木琴』(東陽一監督 /16)、『永い言い訳』(西川美和監督 /16)、『続・深夜食堂』(松岡錠司監 督 /16) など。今や日本映画界に欠かせない俳優である。
1983年5月9日生まれ、東京都出身。99年『御法度』で俳優デビュー。近年の主な作品に『まほろ駅前多田便利軒』『まほろ駅前狂騒曲』(大森立嗣監督 /11・14)、『北のカナリアたち』(阪本順治監督 /12)、『探偵はBARにいる』シリーズ(橋本 一監督 /11・13)、『舟を編む』(石井裕也監督 /13)、『ジヌよさらば ~かむろば村へ~』(松尾スズキ監督 /15)、『モヒカン 故郷に帰る』(沖田修一監督 /16)、『ぼくのおじさん』(山下敦弘監督 /16)があり、『舟を編む』では第37回日本アカデミー賞最優秀男優賞ほか数多くの賞を受賞。本作には『舟を編む』以来の石井組への出演となる。また今後の待機作には、『散歩する侵略者』(黒沢清監督 / 17 年 9/16 公開)、『探偵はBarにいる 3』(17 年冬公開予定)、『羊の木』(吉田大八監督 /18 年公開予定)などが控えている。
1978年6月13日生まれ、東京都出身。00年に映画『タイムレスメロディ』(奥原浩志監督)で長編映画デビュー。『とらばいゆ』(大谷健太郎監督 /01)で第57回毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞を受賞。『blue』(安藤尋監督 /03) では、モスクワ国際映画祭最優秀女優賞を受賞し、また16年公開『シン・ゴジラ』(樋口真嗣監督)では演技が高く評価され、 第71回毎日映画コンクール助演女優賞を受賞した。主な出演作は、『めがね』(萩上直子監督/07)、『マザーウォーター』(松本佳奈監督 /10)、『レンタネコ』(荻上直子監督 /12)、『ミュージアム』(大友啓史監督 /16)などがある。石井組は、『ぼくたちの家族』(14)に続き、2作品目の出演となる。
1966年2月18日生まれ、三重県出身。日本大学芸術部演劇学科を卒業。数多くの映画・TV ドラマに出演する一方、長塚圭史、永井愛、栗山民也、小川絵梨子、赤堀雅秋などの演出の舞台でも活躍。近年の主な出演作は、『アウトレイジ ビヨンド』(北野武監督 /12)、『ストロベリーナイト』(佐藤裕市監督 /13)、『そして父になる』(是枝裕和監督/13)、『愛の渦』(三浦大輔監督/14)、『映画 ビリギャル』(土井裕泰監督/15)などがある。
1992年7月10日生まれ、東京都出身。12年に蜷川幸雄演出の舞台『日の浦姫物語』の娘役でデビューを果たす。14 年に映画『MOOSIC LAB 2014 ~おばけ~』(坂 本悠花里監督)で初主演。主な出演作は『リュウグウノツカイ~ 17 歳の妊娠サークル~』(ウエダアツシ監督 /14)、『イニシエーション・ラブ』(堤幸彦監督 /15)、 『色あせてカラフル』(横山久美子監督 /15)、『少女』(三島有紀子監督 /16)など がある。また、今年1月公開マーティン・スコセッシ監督の『沈黙 – サイレンス –』 に出演するなど、国内外問わず活躍中。
1985年11月10日生まれ、東京都出身。10年に映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』(錦織良成監督)でデビュー。近年の出演作に『永遠の0』(山崎貴監督 /13)、『サムライフ』(森谷雄監督 /15)、『ローリング』(冨永 昌敬監督 /15)、『進撃の巨人』シリーズ(樋口真嗣監督 /15)、『怒り』(李相日監督 / 16)、『マンガ肉と僕』(杉野希妃監督 / 16 ) などに出演。 待機作に『ブルーハーツが聴こえる~ 1001のバイオリン』(李相日監督 /4月8日公開)、『世界は今日から君のもの』(尾崎将也監督 /17年公開)など。
1989年11月3日生まれ、フィリピン出身。08年に来日後、公民館で日本語を学ぶ。11年にモデル・俳優活動をスタート。母語のタガログ語に加え、英語と日本語の3か国語を操る。その言語力を活かしてTVドラマやバラエティ番組等で活躍。自身にとって本作が映画初出演となる。主な出演作は、『Halo Halo House~ ホセのニッポン・ダイアリー』(海外ドラマ 西堀監督 /15)、『放送禁止~ワケあり人情 食堂~』(CX 特番 /17) など。
1943年生まれ、大阪府の天六出身。61年京都教育大学美術科に入学するが、ジャズに傾倒し中退。その後さまざまな仕事を経て、79年に伝説的バンド「村八分」にドラムスとして入るも、バンド解散と共に退団。86年新宿三丁目にある、映画、演劇、テレビ関係者が多く集まる居酒屋「池林房」に就職し、店主の太田篤哉の元で長く働く。93年退職後京都に移住し、95年バー「ジャンゴ」を開店。2016年閉店。 知人のフランス人の映画に出演後、同店閉店の直前に来店した石井監督から出演のオファーを受ける。
1983年11月25日生まれ、愛知県出身。07年、横浜聡子監督の映画『ジャーマン+雨』にて主演し、話題を集める。その後『歓喜の歌』(松岡錠司監督 /08)、『感染列島』(瀬々敬之監督 /09)、『ウルトラミラクルラブストーリー』(横浜聡子監督 /09)、『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』(大森立嗣監督 /10)、『おばあちゃん女の子』(主演・横浜聡子監督 /11)、『ロマンス』(タナダユキ監督 /15)、『俳優 亀岡拓次』(横浜聡子監督 /16)など、出演作多数。